デカルトからベイトソンへ 世界の再魔術化
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近代のランドスケープ
科学革命前夜まで
人間が疎外された観察者ではなく、個人の運命と宇宙の運命が不可分で、それが人生に意味を与えていた。=環境世界と融合して同一化する意識
近代は魔法が解けた時代
対象を志向者と切り離すこと
全てを物体と運動に還元して説明することにより、精神が現象界から追放された
全てが単なるものになる
自分を世界と無関係な一粒子と見なさざるを得なくなる
精神的側面の抑圧によるストレスとフラストレーションにつながる
若者の自殺率の向上
自分に何が起きるかという不安ではなく、自分に何も起きないのではないかという不安に取り憑かれ、空虚さ、無意味さに取り憑かれている。
消費行動への衝動とネガティブループ
ものの消費によって自身のない的な空虚さを埋めようとする衝動に変わる
その資本主義的体制から強いられる苦痛を埋める消費活動が体制を活気づけるという負のスパイラルを産み続けた
近代科学パラダイムの終局
ルネッサンス期にも「神による救済」が科学によって締め出されたことでメランコリアが蔓延した 資本の蓄積による現世的救済も維持し続けることが難しい局面に突入した
近代の近代の科学意識の誕生
whyではなくhowへの転換
アリストテレス的パラダイムを離れて、全てを計算可能な原子へ
それによって、真理の操作可能性を飛躍的に広げた
全体論的な思想から支配的な思想へのパラダイムシフト
ある思想が歴史の中で力を持つかどうかは、それ正しいかどうかで決まるのではない。社会の具体的な流れと結びつくかどうかで決まるのだ。
近代初期ヨーロッパの意識と社会
資本主義経済と近代科学は人間の無限への欲求の現れ
世界の魔法が解けていく
未来の形而上学へ向けて
エロス再び
明日の形而上学
意識の政治学